教授法new
えいこちゃん
えいこちゃん
英語を教えられる資格を取りたいと思っているんだけど、どれも似たような名前で違いがよくわからないわ。
どこの国で、誰を対象にして教えたいかによっても、選ぶべき資格が変わってくるんだよ。これから一緒にそれぞれの資格について詳しくみていこう!
フランクパパ
フランクパパ

資格一覧

TESOL / TEFL / TESL/ CELTA/ DELTA 対象:(子ども~)大人

TESOL / TEFL / TESLの解説

teach

認定団体
様々な機関により認定

受講期間
1週間から数か月に及ぶものまで様々

受講料
USドルで200~4000、日本円で2万円~40万円とかなりの幅

受講内容
認定機関によって大きく異なるが、ほとんどがオンラインによる受講で、週末のみクラスでの講義という形式が多い。最も権威のあるTESOLのコースは100時間以上
中には実践的なトレーニングを含むところもあるが、CELTAほど厳しくはない

指導対象は子どもから大人まで、認定機関によって異なる

認定難度
認定機関によって大きく異なる
難しいところもあれば、簡単なものも

資格の信頼度
認定機関によって大きく異なる
トリニティTESOL(トリニティ・カレッジが認定する資格)はおよそCELTAと同等とされているが、基本的にはCELTAの方がレベルが高い

CELTA / DELTAの解説

celta

認定団体
Cambridge ESOLにより認定

受講期間
フルタイムで約1か月。パートタイムでは数か月

受講料
USドルで1500~3500、日本円で15万円~35万円

受講内容
講義と6時間の教育実習で、合計120時間の受講
さらに、4種のレポート作成と、実習のためのレッスンプランの準備の為、最低120時間の宿題が課される
英語教授法の実践的な知識と技術を学ぶ
指導対象は大人のみ

認定難度
最終的に実習の内容とレポートが厳しく審査され、合否が決まる
脱落者も多数
優秀者にはAまたはBが与えられ、その他はPassとしての合格となる

資格の信頼度
CELTAのコースはいくつもの機関で開講されているが、その内容はCambridge ESOLによりコントロールされているため、世界中の英語教育機関からの信頼度が高い

2年の指導歴とさらなるコースの受講で得られるDELTAという学位もある。

まなぶくん
まなぶくん
TESOL(TEFL)のひとつでありながら、英語講師のプロフィールでCELTAの名前を見かけることが多いのは、権威があるからなんだ!
英語教授法の総称がTESOLで、その中にTEFLとTESLがあり、CELTAはTEFLのひとつにして最高峰だと考えるとわかりやすいね。
フランクパパ
フランクパパ

TECSOL / TEYC / J-SHINE 対象:子ども

TECSOLの解説

tecsol 2

認定団体
各教育機関(英語学校)

受講期間
3〜5週間(実習はなし)

受講料
AUDドルで2200~(3週間)、日本円で約18万円~

受講内容 (児童に英語を教えるための教授法)
歌、ゲーム、チャンツ*1、絵本、クラフトなどの指導技術
英語のアクセントやリズム
クラスルームマネージメント
指導計画、指導案の立て方
クラスルームイングリッシュ、ティーチャートーク
など

*1-チャンツとは、話し言葉をリズムにのせて表現する方法で、英語の話し言葉特有のリズム、イントネーション、ストレスを定着させる教授法です

 

 TEYCの解説

teaching

認定団体
各教育機関(英語学校)

受講期間
4週間(実習はなし)

受講料
CADドルで1800~、日本円で約15万円~

受講内容 (児童に英語を教えるための教授法)
英語を教えるための基礎知識
レッスンプランの作成方法
レッスンで使う教材
マテリアルの作成方法
授業をスムーズに進めるためのクラスルーム・マネジメントなど

 

 

 J-SHINEの解説

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認定団体
NPO小学校英語指導者認定協議会

受講期間
6〜8週間(実習2週間を含む)

受講料
日本円で約17万円~30万円(海外で取得する場合、同時にTESOL / TECSOLも取得できるケースが多い)

受講内容 (児童に英語を教えるための教授法)
児童心理学、言語学の基礎
フォニックス*2(英語の読み書きと発音の指導)
総合的な学習の時間と小学校英語活動について
異文化理解教育、国際理解教育
小学校での英語活動を想定した実技レッスンや指導者としての役割について

*2-フォニックスとは、言葉の綴と発音との関係を教える指導法で、英語圏の児童に読み書きを教えるために考案された教授法です。これは教授法を学ぶと同時に日本人の個人発音矯正にも役立ちます。

 

 

フランクパパ
フランクパパ
大人と子供では教え方が全然違うから、そこはそれぞれに特化した資格を取らないとね。
TECSOLも同時に取得できるなら海外でJ-SHINEを取るメリットもあるわね。そうしたら、日本だけでなく、将来海外で英語を教える仕事に着けるかも!
えいこちゃん
えいこちゃん
フランクパパ
フランクパパ
番外編で、TKT(英語教授知識認定テスト)っていうのもあるんだよ。これまでの資格とは少し異なるものだけど、これについても詳しく見ていこう。

【TKT 対象:子ども~大人

 TKTの解説

tkt

TKT は、自分の経験に対する公式な評価を得るため、国際的に認知された資格取得を希望する世界中の先生方の要望に応えて開発された、世界基準の認定テストです。

認定団体
ケンブリッジ大学英語検定機構

受講期間
4〜12週間

受講料
日本円で約8万円~30万円(海外で取得する場合、同時にTESOL も取得できるケースが多い)

受講内容例 (児童に英語を教えるための教授法)
英語の学習と指導に関する言語知識・背景 
指導案作成と英語教授のための教材活用法
授業マネジメント
学習者の母語ではない言語を介して教科を教える
幼児~小学生に英語を教えるのに必要な方法やスキル
に関する知識を測る

 

えいこちゃん
えいこちゃん
やっぱり将来、日本でも海外でも英語の先生として働けるようにしたいし、子どもが好きだから、TECSOLにしようかしら。
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ねらうなら、最難関のDELTAしかないな!
まなぶくん
まなぶくん
フランクパパ
フランクパパ
まなぶくん、ネイティブレベルの英語力あったっけ??