フィンランドの氷の海、アイスサーファーの天国に
仮にあなたがウインドサーフィンが大好きで、自分がいる国の海が1年のうち何か月間も凍るとしたら、どうするだろうか。
フィンランドの人々が考え出した答えは、ウインドサーフィン用ボードにスケートブレードを取り付け、氷上を滑走することだった。
最高時速は100キロに達する。急成長中のこのスポーツが楽しめるのは、世界中ごくわずかな場所しかない。
ブレード3枚とウインドサーフィンの帆を取り付けた自家製ボードを指さしながら、フョードル・グルビッツさんは「幸せマシンと呼んでいます」と語った。
「やってみると、みんな思わず笑ってしまう。すごく楽しいんです」グルビッツさんとアイスサーファー仲間が、ヘルシンキのヘルネサーリ沖のバルト海の氷上を縦横に滑り始めた。
急旋回中にブレードが外れたときに備え、ヘルメットと(ホッケーのゴールキーパーが着けるような)パッドを装備している。そのうちの一人、エサ・ハルユラさんが説明した。「ブーム(帆を張る支柱)をしっかり握っておかないと、手にけがをしてしまう。
それ以外は、夏(に海上でウインドサーフィンをするの)に比べて氷の上を滑る方がずっと簡単です」グルビッツさんによると、氷の厚さは現在30センチあり、小型トラックを走らせても平気だが、日差しが暖かくなって気温が5度にもなれば、浅瀬の海岸線沿いの氷は解け始める。
アイスサーファーのメテ・シラガンさんは、風速8メートルの弱風の中、秒速19.8メートルで滑走し、この日の最高記録を達成した。
「すごく気持ちが良くて、時々息をするのも忘れてしまいますよ」と話す。
提供元: AFP BBニュース
https://www.afpbb.com/articles/-/3336387
編集 BY MAIKO
こちらのニュースは、毎日、掲載と同時にTwitterでシェアしております。 ぜひ、フォローお願いします!
留学できる国はどこ?については下のページから