スペインでまた美術品の「修復」失敗事件が発生。なぜ多発?
スペイン北西部の都市パレンシアのハイストリートにある銀行のファサードを飾っている女性像が、素人の修復家によって修復不可能なほどのダメージを受けた。
1923年に初めて公開された同作は、かつて家畜の牧歌的な風景の中で微笑む女性が描かれていたもの。地元の画家アントニオ・グスマン・カペルによるフェイスブックの投稿では、「ポテトヘッド」や「ドナルド・トランプ」「漫画」などという保護活動家や美術愛好家から怒りの声が上がっている。
こうした事件がよく発生する原因について、ACRE(スペインの美術保全協会)は今年7月に発表した声明文でこう指摘している。「保全・修復の専門家は近年、仕事に恵まれず、海外へ拠点を移したり廃業したりせざるを得なくなっている。その結果、この分野のビジネス構造は現在、弱体化しており、今日我々が経験している悲惨な危機によってさらに悪化している。保全・修復の専門職は脆弱であり、スペイン全土で消滅する深刻なリスクにさらされている」。
提供元:美術手帖
URL:https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/23063
えいこちゃん
前にも似たような出来事があって話題になったよね!
昔の美術品の修復は期間も技術の時間もたっているから難しいということだね!
フランクパパ
編集 BY HANNA
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