緑の子犬が誕生、母親ときょうだいは白い毛色 イタリア
イタリアのサルデーニャ島でこのほど、白い母犬から緑の子犬が生まれる出来事があった。
飼い主の男性は牧羊業を営んでおり、群れに黒い羊が混ざる光景には慣れているようだが、さすがに緑の犬が生まれることは予想していなかった。
母犬「スペラッキア」は今月9日、5匹の子犬を出産。
このうち4匹は雑種の母親と同じ白い毛色で、残り1匹のオスだけが緑の毛に覆われていた。 白い4匹は里親に出すつもりだが、「ピスタチオ」と名付けられた緑の子犬は男性一家のもとに残す予定だという。
男性はCNNの取材に、ピスタチオは手元に置いておくと明らかにし、「暗い時代に生まれた子犬だけど、幸運をもたらしてくれるはず」と語った。
緑の犬が生まれる例は珍しいものの皆無ではない。
1月には米ノースカロライナ州の白いジャーマンシェパードが緑の子犬を産んで、飼い主から「ハルク」と名付けられる出来事があった。
ハルクは米コミックに登場する緑色の巨人。
こうした現象は、色の薄い子犬が胆汁内にある緑の色素「ビリベルジン」に接触することで起きる。
体のあざが緑色になるのもピリベルジンが原因だ。
要するに、子宮内で子犬を染色するようなもので、この時ついた色はやがて退色する。飼い主の男性によると、獣医師からは、「妊娠中にビリベルジンが胎盤から分泌された羊水に混ざり、他のきょうだいより弱い子犬が染まる」との説明があったという。
提供;CNNJP
写真;Cristian Mallocci/Handout/Reuters
個性が認められ、尊重される世の中に希望を抱きつつほのぼのしたニュースでした!(Garcia)
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