魅惑の街、カッパドキア
イスタンブールから夜行バスで12時間
ヨーロッパに住んでいた時、色々な国を旅しました。
空港に降り立つと、いつもまっさきに感じるのが、その国の匂いです。
まだ何も観光をしていなくても、異国の地にやってきたという最初の感動に出会える瞬間です。
どこの国に行っても、感動はつきものなのですが、今回はその中でもずば抜けて印象が強かった街、トルコのカッパドキアについて紹介します。
自然が創り出した不思議な地形は世界中にたくさんありますが、カッパドキアの不思議さは突出していました。
イスタンブールからカッパドキア観光の中心となるギョレメ行きの夜行バスに乗って約12時間。
バスターミナルから少し行くと、見渡す限り、キノコを彷彿させる今までみたことのない奇岩が連なっているのです。
独特の世界観にしばし言葉を失いました。
自分自身が現代にいなくて、まさに異次元の空間にタイムスリップしたかのように感じる経験はこの時が初めてでした。
それだけではなく、この地域には青銅器時代に穴居人によって作られた洞窟の住居群や、たくさんの岩壁の教会が見られる深さ100mのウフララ渓谷などの観光名所もあるのです。
実は夜行バスに乗る直前に、露店のスイカを食べたのが原因でお腹をこわしてしまっていたのですが、カッパドキアの街にすっかり魅せられてしまった私は、そんなことも忘れていました。
夕食のスープがとてもおいしかったのを覚えています。
ケバブだけがトルコ料理ではない
ここで少しトルコ料理の紹介です。
日本ではトルコ料理と言えば「ケバブ」、というぐらい、それ以外の料理はあまりなじみはありません。
しかし、「世界三大料理は何か」の説の一つに、フランス料理、中華料理、トルコ料理といわれるぐらい、実はトルコ料理はおいしくてバラエティーに富んでいます。
海の幸も豊富ですし、温暖な気候なため多種多様な野菜や果物も採れます。
料理の中でお米もよく使われていますし、くせのある香辛料もないので、わりと日本人の口に合うと思います。
個人的にはグルメもしっかり漫喫できました。
トルコのイスタンブール空港経由でヨーロッパに行かれる方も多くいらっしゃると思います。
せっかくなので、ストップオーバーして、魅惑の都市、カッパドキアへ足を運んでみてはいかがでしょうか。
今まで経験したことのない、驚きと感動に包まれること間違いありません。
編集: BY MAIKO