各種国際英語資格、違いって何??

このページでは英語の国際資格について少し解説をしていこうと思います。

 

突然ですが、皆さんが知っている(名前だけでも)英語検定資格を思い浮かべてみてください。

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いくつくらい出てくるでしょうか。

弊社インターン生も勉強前はなんと3個しかおもいうかびませんでした(汗)

 

試験の名前だけでなく、どこで使えて、どういうルーツのある試験なのかを知ることで、より自分に合った試験を受けられるようになるのではないかと思います。

それでは見ていきましょう。

世界で使われている英語資格

一口に英語資格といっても用途に合わせて様々です。

・日常生活に役立つ英語を身に付けるための資格
・英語をビジネスに生かすための資格
・翻訳、通訳の技術を身に付けるための資格
・専門分野で生かせる英語を身に付けるための資格
・入試に活かせる資格
留学、海外進学に利用できる資格

などなど、状況によって選ぶべき試験は変わってきます。

下記にそれぞれの概要とともに

①費用
②受験のしやすさ
③利用できるポイント
④どういう人向け

の、4つのポイントを上げていきたいと思います

図12

英検

正式名称:実用英語技能検定
日本英語検定協会が主催する日本固有の英語資格

主な特徴:

・日本では小学生から受験可能
・TOEICについで日本では受験者が多い
・級ごとに分かれている

図1


4ポイント解説

① 費用
1級9,500円(現在8,400円)、準1級7,600円(現在6,900円)、2級6,500円(現在5,800円)、準2級5,900円(現在5,200円)、3級4,900円(現在3,800円)、4級3,600円(現在2,600円)、5級3,000円(現在2,500円)

② 受験しやすさ
学校で受験の申し込みを代行しているところも多く、会場数、実施数ともに多いため受けやすい。

③ 利用できるポイント
国内大学での単位認定、就職活動、社内での昇進材料、教職員免許取得の際など。

④ どういう人向け
主に中高生向けの英語資格。
2級以上は大学受験の材料に使えることもある。


TOEIC

正式名称:Test Of English for International Communication

アメリカの非営利教育機関ETSが運営する英語検定試験、ビジネス英語力を向上する目的から作られた。

主な特徴:

・得意な技能に絞っての受験も可能
・会話テストがないため、日本人にはスコアが出しやすい
・日本国内では単位認定や昇進試験など、利用機会が多い

図3


4ポイント解説

① 費用

5725円

② 受験しやすさ

受験料が比較的安く、実施回数は10回。また、日本では全国80か所で受験可能→比較的受験しやすい

③ 利用できるポイント

国内大学での単位認定、就職活動、社内での昇進材料、海外赴任等

④ どういう人向け

主に国内での就職、転職向け。
国内で使用できる英語力の証明として、受験者数を見れば分かる通り、絶対的な知名度を誇っているため、
就職を考えている大学生、高校生などの学生だけでなく、転職を考えている社会人の方にもおすすめできる試験となっている。


TOEFL

正式名称:Test of English For Foreign Language

TOEICと同じく非営利教育機関であるETSが主催している。
米国では外国人として大学進学に必須

主な特徴:

世界150か国以上、10000以上の大学、機関で認定されている。
TOEICよりもアカデミックな問題が多い。iBTとITPがある。

*iBT:海外留学の際に使うことができる。こちらの方が問題が長く、難しい。

*ITP:国内での単位認定等、カリキュラムで用いられることがある。

図5


4ポイント解説

① 費用
US$235

② 受験しやすさ
受験料がTOEICの約4倍、実施回数は多い(年30~40回)

しかし、申し込み方法が少し複雑なので受けやすいとは言えない。

③ 利用できるポイント
国内でも、大学によって単位が認められる場合がある。

また、世界150か国以上、10000を超える大学、機関で入学基準として認定されている。

④ どういう人向け
北米大学へ進学される方向け。
海外の大学(特に北米)では入学基準に設定されていることが多い。


ケンブリッジ英語検定

正式名称:(Cambridge English Qualification)

ケンブリッジ大学が運営、主催する国際英語資格

 

主な特徴:

世界で年間約500万人が受験する超大型試験。

後述するIELTSのほかに、LINGUASkill など、用途に合わせて細かい区分があるのが特徴。

また、国際的な英語能力を測る基準の、CEFRに準拠した6段階でレベル分けされる。

図17


4ポイント解説

① 費用
27,000円

② 受験しやすさ
受験料が3万円近いうえに、年に4回の開催、さらに東京でしか受験ができず、難易度もトップクラスに高いため、
気軽に受験することは難しいといえる。

受験される際はしっかりと準備をして臨むこと。

③ 利用できるポイント
世界130か国以上、特にヨーロッパで幅広く認定されている試験。

海外大学の進学や、海外での就職ではほぼ確実に使用することができる。

④ どういう人向け
日本国内ではなく、ビジネス、進学問わず海外進出を視野に入れている方向け。
海外では知名度、評価ともに高い。

IELTS


正式名称:Internatinal English Language Test System

ケンブリッジ大学英語検定機構及び、ブリティッシュカウンシル
などが共同運営している試験。

主な特徴:

運営元が共通するためケンブリッジ試験内容に類似したポイントが多い。

アカデミック、ジェネラルトレーニングの二つのモジュールに分けられる。

海外諸国の永住権取得に必要(ジェネラルトレーニング)

海外大学進学に利用可能(アカデミック)

 

最高スコア9.0、0.5点ごとにバンドスコアで評価

→イギリス、オーストラリアなどの大学で必要なスコアは5.5~7.0

図18


4ポイント解説

費用
25,380円

② 受験しやすさ
受験料はTOEFLと同程度だが、国内15都市で月数回実施される。

③ 利用できるポイント
イギリス、カナダ、オーストラリアなどではTOEFLの代わりに認定しているところも多いため、こちらの国へ留学、移住する際には必要。

永住権の取得に必要(認定)されている試験は限られている。

④ どういう人向け
欧州や、カナダ、オーストラリアへの留学、移住を考えている方向け

 


英語能力の国際的評価基準 CEFR


Common European Framework Reference for Language

 

・ヨーロッパで発足した、外国語学習者の習得状況を示すガイド。(ヨーロッパ以外でも採用されている)

・上述した英語資格以外にも、自身の語学力を六段階で知ることができる。

→例:IELTS5.5-6.5=B2ランク、英検スコア2300-2599=B2ランク

IELTS5.5-6.5=英検スコア2300-2599

図19
図1

最後に

保有しているだけで実力証明になる有用な資格として近年、履歴書に書く方も増えているかと思います。

選ぶ尺度として、4つのポイントを挙げましたが

一番大事なのは目的意識です。

たくさんの種類、用途が考えられて作られた試験であるため、自分の目的を明確化した後に受験することをオススメします。

 

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