ドイツ、クリスマスマーケット
ドイツの冬の風物詩
ヨーロッパ各地で開催されていますが、ドイツ発祥と言われており、世界最大のものから最古のものまでドイツ国内には約150ものクリスマスマーケットが存在すると言われています。
通常ファースト・アドベント(待降節)と呼ばれる11月下旬の週末から開催され、クリスマスを迎える喜びに満ちたお祭りが一ヵ月近くに渡り開催されます。
クリスマスムード一色の街は、暗く長い夜をなんともキラキラした夜に変えてくれる
この時期になると、午後3時頃から暗くなり始めます。
しかし、すっかりクリスマスムード一色の街は、暗く長い夜をなんともキラキラした夜に変えてくれるのです。
街の中心部、マルクト広場には巨大なクリスマスツリーが聳え立ち、クリスマス市が軒を連ねています。
家々の窓にはクリスマスの飾りに灯りがともり、雰囲気を後押ししてくれます。
みんなが一年で一番わくわくうれしい季節
家庭でも職場でも話題はクリスマス一色。
クリスマス休暇に2週間程休みを取って家族とゆっくり時間を過ごしたり、旅行にでかけるのが「人生の醍醐味」。
お年寄りから小さな子供まで、みんなが一年で一番わくわくうれしい季節の到来です。
まずは、名物グリューワイン!
夜になると零下を下回るドイツの冬ですが、ひざ下までのロング丈のダウンコートに毛糸帽、手袋にマフラーをきゅっとしめて、さあ出発!
寒空の中、まずは熱々の名物グリューワイン(ホット赤ワイン)を片手に闊歩。
グリューワインを飲むと体の奥からほかほか温まってきます。
マグカップのデザインはそれぞれのクリスマスマーケットの場所により異なり、それぞれとても可愛く持って帰ってもOKです(その場合もちろんマグカップの保証金=Pfandは返ってきませんが)。
私も気に入ったデザインのものはコレクションで集めて楽しんでいました。
そうこうしていると焼立てソーセージのいい匂いにつられてほおばり、温かいスープに舌を包みます。
その後は決まって、絶妙な甘さで炒ってある「焼きアーモンド(Gebrannte Mandeln)」!
色々な味がありますが、私はシンプルにお砂糖とシナモンで味を付けたのがお気に入りでした(木の実は寒い冬を乗り切るためのパワーを体に与えてくれる優れものなので、ヨーロッパでは多種多様なナッツを口にすることができます)。
家族、友達、恋人同士で、クリスマスマーケット市を見て回りみんな思い思いに、この時を楽しんでいます。
この時期しか味わえないものなので、私も事あるごとに友人らと足を運び、ドイツのクリスマスを満喫していたものです。
「最も有名なニュルンベルク」、「世界最古のドレスデン」、「世界最大のシュトゥットガルト」が三大クリスマスマーケと言われ有名です。
これらは、華やかさ豪華さはもちろんずば抜けていますが、小さな町のこじんまりとした小さなクリスマスマーケットも私は好きでした。
地元の人たちの手作りのオーナメントや食べ物が売っていたり、お店の人としゃべったり、人との触れ合いも楽しい時間です。
この時期にドイツに行かれる方は是非、色々な街のクリスマスマーケットに足を運んでみてください!
編集: BY MAIKO